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  3. 屋久島 (鹿児島)

映画「もののけ姫」の森のモデルとなったパワースポット

屋久島は鹿児島県にあり、口永良部島や種子島などと大島諸島を形成しています。
スタジオジブリの映画、「もののけ姫」で登場した森のモデルとなったほど、雄大な自然と美しい景色を持つ島です。
日本の島の中では7番目に大きいですが、東京23区ほどの面積しかなく、周囲は約130kmです。
円形に近い形をしており、鹿児島県の島の中では奄美大島の次に大きいです。
島の面積は約500k㎡ですが、その約90%が森林となっています。

また、1993年に法隆寺、白神山地、姫路城と同時に世界遺産に登録されており、日本で初めて世界遺産に登録された場所でもあります。
世界遺産に登録されているのは、島の面積のうち約20%にあたる約100k㎡で、島の西の林道付近、島の中央部にある宮之浦岳を含んだ、屋久杉が自生している林などです。

全国的に有名な縄文杉は、以前はその大きさから推定樹齢が6000年以上とされていましたが、放射性炭素年代測定法によって、その推定樹齢は約2000年以上だと訂正されました。
また内部組織の年代が入り乱れていただけでなく、年輪が同心円状になっていなかったことから、合体木なのではないかという説があったのですが、数本の大ぶりの枝から葉をサンプリングし、遺伝子の分析と解析を行ったところ、一本の木であると確認されました。
なお、現在確認されている最古の木は大王杉と言われており、こちらは放射性炭素年代測定法によって推定樹齢3000年以上とされています。

東洋のガラパゴスと呼ばれる自然の豊かさ

屋久島の地形によって、その気候は亜寒帯から亜熱帯までのものが含まれており、1つの島でありながら北海道から九州の気候を見ることができる、ということになるのです。
島のほとんどを占めている森には、特異な生態系が形成されており、1500種もの動植物が暮らしています。
日本の植物種の約7割以上が屋久島で見られ、世界でも屋久島にしかいない種である固有種の植物は約40種、屋久島が北限となっている植物は約20種、南限となっている植物は約140種も見られることから、東洋のガラパゴスとも呼ばれています。
特にその固有種の多さは、日本でも1番となっており、日本で固有種が2番目に多い八丈島の8種の約5倍となっています。

その雄大な自然がおりなす美しい景色からか、日本で最も美しいパワースポットと言う人も多くいます。
また、ウィルソン株の中から見ると、角度によってハート型の天窓のように見えることから、女性の観光客が多く訪れることも特徴でしょう。