触感で癒すとは
触感によって癒しを感じるという方法には、「自分が触ることで癒しを感じる」ことと、「人に触ってもらうことで癒しを感じる」ことの、2パターンがあります。
自分が触って癒しを感じる場合は、なんとなく触っていて気持ちいいと感じるもの。ぬいぐるみなどのもふもふ感や、握った感覚が変わった感じの癒しアイテム、動物のふわふわの毛などいろいろありますね。
昔、「スライム」なんていう独特の触感のおもちゃが流行りましたが、あれもある意味癒しの触感かも!?
参考サイト:触感について
そして、人に触ってもらうことで癒しを感じるというのも、大いにあります。
美容室で美容師の方に髪を触ってもらっていると、うとうとしてきてしまうことがあると思いますが、あれも癒され現象のひとつ。
「手当てってね……」という話を聞いたことがある方も多いかと思いますが、子供のころ、お腹が痛くなったり、すり傷をつくってしまったときに、お母さんに患部をやさしく撫でてもらうと、症状が和らいだ記憶はありませんか?
本当に「手当て」とはよくいったもので、これも、触感における癒しに通ずるものですよね。
人に触ってもらって癒しを感じるというのは、お友達どうしだったり、ご家族の間だったりと、お互いが癒しを与え合うことができるので、時間のあるときに「手当て」をし合えば、友情や愛情が深まるかもしれません。
肌に触れる感覚においても、感じる癒しは違ってきます。
例えば、温かいものが体に触れたときに感じる癒しもあれば、冷たいものに触れたときに感じる癒しもあります。肩が凝っていたり、寒い中にいるときは、温かいものに触れるとなんともいえない気持ちになりますね。温泉に入ったときに体が芯から温まると、すごく癒しを感じます。
逆に、ほてっていたり、暑い中にいるときにひんやりしたものに触れれば、ほーっとクールダウンして、とても気持ちがいいです。
これらの温冷の触感は、サロンや病院などでも活用されています。
痛みも癒しに
また、痛みが癒しになることも。
代表的なものとしては、鍼治療や灸などがあります。鍼治療は癒しというよりも治療ですが、お灸は、熱い!と思うけれど、気持ちいいと思ってしまう、なんとも不思議な感覚ですね。最終的に感じる心地よさは、やはり癒しといえるのかもしれません。
このように、触感における癒しというのも実にさまざまな種類があります。
その時々によって、どのような感覚が自分にとっての癒しになるかというのは変わってきますが、シチュエーションに応じた方法で、触感で感じる癒しを味わってみてください。